セリエAで絶えぬ人種差別…伊代表キャプテンが苦言 「イタリア人として恥ずかしい」
黒人選手への人種差別行為が横行、キエッリーニが悲痛な胸の内を明かす
ユベントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニがセリエAで絶えず起きている人種差別行為の数々に胸を痛めている。「イタリア人として、トスカーナ人として恥ずかしい」と悲痛な胸の内を明かした。
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セリエAでは以前から黒人選手への人種差別行為が横行しており、度々問題となっている。9月12日に行われたACミラン対ラツィオ戦(2-0)では、アウェーのラツィオファンがミランのフランス代表MFティエムエ・バカヨコに対して人種差別的なチャントを歌ったとして問題になったが、先週末のフィオレンティーナ対ナポリ(1-2)の試合では、ホームのフィオレンティーナのファンからナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン、カメルーン代表MFアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサが人種差別行為を受けたとして物議を醸している。
英公共放送「BBC」によれば、こうした状況にイタリア代表キャプテンのキエッリーニは「(人種差別行為に)適用される法とルールが必要だ。イタリア人として、トスカーナ人として恥ずかしい。私にとってイタリアは人種差別の国ではない」と古巣フィオレンティーナのファンによる愚行に苦言を呈した。
キエッリーニはさらに「もっと何か対策をしなければいけない。そうでなければ、外から見たときにも悪いイメージを与えてしまう」とサッカー界全体として対応すべきと提言。一向になくなる気配のない差別行為に対して断固として立ち向かう姿勢を明らかにしていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)