勝利が必須の日本代表、サウジ戦の予想スタメン 好調・伊東が不在の右サイドは?
サウジアラビア戦では酒井、吉田、冨安、長友の“鉄板4バック”か
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク26位)は7日(日本時間8日2時)、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦(同56位)に臨む。10月シリーズは「最終予選の前半戦の山場」(大迫勇也)となるなか、敵地でのサウジアラビア戦は“必勝体制”を敷くのは間違いない。
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守備陣は正GKの権田修一、DF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF冨安健洋、DF長友佑都とこれまでの主力が並ぶだろう。9月シリーズでは酒井が疲労を考慮されてオマーン戦後に離脱、冨安はアーセナル移籍で合流が遅れたため、それぞれ1試合ずつしか出場していないが、今回はシリーズを通して計算できる見込み。前回無所属だった長友もFC東京と契約し、リーグ戦4試合にフル出場しており、35歳の年齢による衰えを指摘する声を吹き飛ばす活躍が期待される。
9月シリーズから変化があるとすれば、ボランチと2列目だ。前回はMF遠藤航とMF柴崎岳のボランチコンビで2戦計180分間を戦い抜いたが、柴崎がオマーン戦では失点に絡み、攻撃面でも迫力不足が目立った。“デュエル王”である遠藤の相棒は、今後を見据えるうえでも東京五輪で共闘したMF田中碧、あるいは長短のパスでスイッチを入れられるMF守田英正を試すか。
2列目では、9月シリーズを怪我で欠場・途中離脱したエースのMF南野拓実、タメを作れるMF鎌田大地は欠かせない。ポイントは右サイドで、ベルギーリーグで好調をキープし、中国戦で1アシストを記録したMF伊東純也が累積警告による出場停止、さらに先発が有力視されていたMF堂安律が負傷離脱し、サウジアラビア戦は出場できない。代役にはMF浅野拓磨(ボーフム)、FW古橋亨梧(セルティック)らが候補に挙がるなかで、前回大会でもアジア最終予選を経験している実績面を踏まえると、浅野がスタメン候補か。
オマーン戦を落とし、「長い最終予選だけど、初戦に負けているのでそんなに余裕はない」(長友)状況が続く日本。12日のオーストラリア戦を含めて負けられないなかで、森保監督の手腕が問われることになる。
※堂安律が怪我のためチームを途中離脱したため、本文内の一部加筆・修正しています。
(FOOTBALL ZONE編集部)