スアレス、バルセロナ退団時の胸中を再び吐露 「これらは忘れてはいけないこと」
クーマン監督から冷遇を受けてアトレティコ移籍「それが彼らのやり方だった」
アトレティコ・マドリードのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、約1年前のバルセロナ退団に言及し、今でも悔しい思いがあることを垣間見せた。米スポーツ専門局「ESPN」が伝えている。
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スアレスは2014~20年にバルセロナに在籍。長年にわたってアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現パリ・サンジェルマン)らとともに攻撃を支えたが、昨季就任したロナルド・クーマン監督による若返り策の一環で、プレシーズンに強制的な別メニュー調整などで退団に追い込まれたとされている。そうした状況について、スアレスは改めて口を開いた。
「その時に言ったが、それが彼らのやり方だった。僕はクラブに多くを捧げたが、あのような扱いを受けるのが当然な存在ではないと思う。彼らは僕と1対1で話し合い、すべてを説明すべきだ。それから、『もし水曜日までに契約解除ができなければ、ビジャレアル戦で僕をメンバー入りさせてアテにする』などと言わないでほしい。どっちもどっちだ。彼らは僕を第3ピッチか第4ピッチに送って、1人でトレーニングさせた。もちろん、これらは忘れてはいけないことだ」
スアレスは先週末、解任危機に瀕するクーマン監督が率いるバルセロナとの直接対決で、自らのゴールで0-2の敗戦に追い込んだ。それによりクーマン監督の立場はさらに厳しいものになったが、今でもバルセロナへの愛情があると話している。
「バルセロナで起きていることを見ると、心が痛む。このクラブには多くの愛情を持っているので、ファンとして心苦しい。クラブはすべてを与え、キャリアの中で困難な時期に信頼してくれた。バルセロナの友人、友情、日々クラブで働いている人たちにとっても辛いことだ。心苦しい? そうだね」
クーマン監督は当面のところ指揮を執るという報道もあるが、スアレスにとってバルセロナ戦のゴールには複雑な感情があったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)