浦和の“ノーゴール”判定は妥当だったのか 識者言及「審判は吹かざるを得ない」
浦和の“ノーゴール”判定に「Jリーグジャッジリプレイ」で識者が言及
J1第31節ヴィッセル神戸対浦和レッズの一戦で、前半終了間際の“ノーゴール”判定が話題となったスポーツチャンネル「DAZN」が配信する番組「Jリーグジャッジリプレイ」第29回で、識者は「(笛を)吹かざるを得ない」と主審のジャッジを尊重している。
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問題のシーンは前半アディショナルタイム、3点ビハインドの浦和がコーナーキックのチャンスを得た場面。浦和MF江坂任が蹴ったボールを大外にいたDFアレクサンダー・ショルツが中へ折り返すと、DF酒井宏樹がヘディングでゴールへ押し込んだ。浦和が1点返したかに見えたが、木村博之主審は“ノーゴール”の判定。ペナルティーエリア内、神戸GK飯倉大樹と浦和DF柴戸海が接触したところで、柴戸のファウルを取った形だ。
ただこのシーン、飯倉は柴戸との接触の直前に、浦和MF小泉佳穂を手でプッシュして倒しているように見える。また、柴戸との接触も飯倉自ら突っ込んでいったような形にも見え、SNS上でファンは「ありえない」「そもそもファウルなのか」と疑問を呈していた。
「Jリーグジャッジリプレイ」では、柴戸が神戸MF郷家友太と競り合った余波で飯倉に接触した流れも言及。飯倉のほうはボールを見て移動しており、どちらも故意に接触しているようには見えない。
それでも元国際審判員の奥谷彰男氏は「浦和にとっては気の毒なシーン」としつつ、「レフェリーにとっては(笛を)吹かざるを得ない」場面だと指摘。偶発的でも、結果的に守備側ゴールキーパーが相手との接触で倒れており、「キーパーがプレーできる状況は保証してあげなければならない」との意見から、審判団の判定は「十分サポートできる」という。