ファン・ダイクが”最もタフだった対戦相手”選出 「特別なストライカー」と称したのは?
ファン・ダイクはメッシとハーランドの名前を挙げて理由を説明
世界最高のセンターバックとの呼び声高いリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがキャリアで「最もタフだった対戦相手」を選出した。
セルティックやサウサンプトンでキャリアを積み、2018年1月に当時のDF史上最高額の7500万ポンド(約113億円)でリバプールへと移籍したファン・ダイク。代表デビューは24歳とやや遅咲きだが、今では世界で最も優れたDFの1人であり、マッチアップするあらゆるアタッカーに脅威を与えている。
そんなファン・ダイクは、英衛星放送「スカイ・スポーツ」のQ&A企画で「最もタフ(困難)だった対戦相手は?」という質問を受けると、「リオネル・メッシ」と即答。「彼は今でも世界最高のフットボール選手」と今夏にバルセロナを退団し、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)へと渡ったアルゼンチン代表FWがナンバーワンだと強調した。
「彼とクリスティアーノ・ロナウドは、この10年の間にとてつもない記録を残してきた。彼らが達成してきたことは信じられないものだよ。メッシを選んだのは、僕らがバルセロナで0-3と敗れた試合(18-19シーズンのCL準決勝第1戦)がとてもタフだったから。幸運なことに僕らはアンフィールドで逆転することができたけどね」
34歳のメッシを迷うことなく歴代“最恐”の対戦相手として選んだファン・ダイクだが、次世代のスターとして注目を集めるノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)のこともタフな対戦相手として名前を挙げ、その能力の高さに舌を巻いている。
「ハーランドも特別なストライカーだ。彼は強くて速い。DFを困難に陥らせるためのあらゆる特性を備えているんだ。彼と初めて対戦したのは、まだザルツブルクにいた時で、アンフィールドで得点を決めていたよ(2019-20シーズンのCLグループステージ)。とても速く、アグレッシブで、力強かった。彼のプレーは(レスターの元イングランド代表FW)ジェイミー・ヴァーディのようだね。ハーランドのほうがヴァーディよりも強さがあるけどね」
小柄なメッシとはまったくプレースタイルが異なるが、売り出し中のハーランドの対応にはさすがのファン・ダイクも手を焼いたようだ。ドルトムントからのさらなるステップアップも噂される21歳は、世界最高DFのファン・ダイクにとって「最もタフな対戦相手」となる未来もそう遠くはないかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)