「監督にプレッシャーを与えるだけ」 ユナイテッドOB、ロナウドの不満な態度に言及

マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】
マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】

クラブOBのガリー・ネビル氏は“再発防止”を促す

 マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、2日に行われたプレミアリーグ第7節エバートン戦でスタメンを外れると、チームは1-1のドロー。明らかに不満そうな態度を見せたが、クラブのレジェンドでもある元イングランド代表DFガリー・ネビル氏は「次に同じことが起こる前に解決すべき」と話している。

 ユナイテッド復帰後、公式戦5試合5ゴールを挙げていたロナウドだが、エバートン戦はスタメンを外れ、1点リードの後半12分から途中出場。しかし、そこからチームは追いつかれて引き分けた。その時にロナウドが見せたいら立ちを隠せない振る舞いについて、ネビル氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「スールシャールはすぐにロナウドと話をして、彼の態度を明確にしなければならない」と指摘している。

「彼が先発としてプレーしたかったのは理解できる。得点できなかったから怒り、チームが勝てなかったから失望したのだろうが、そこまでを見せる必要はない。あのような行動は、チームの雰囲気だけでなく、監督にもプレッシャーを与えるだけだ。ロナウドは賢いので、あのような振る舞いをしてはいけないと理解していると思う。彼が得点できず、すべての試合に出場できないと、また同じことが起こるだろう。これは同じことが起こる前に解決しなければならない」

 ネビル氏は、オレ・グンナー・スールシャール監督がロナウドにまず働きかけることの必要性を語った。現役時代にスールシャール監督、若き日のロナウドとユナイテッドでともにプレーしているだけに、両者を知るネビル氏はロナウドを「賢い」と評して信頼を寄せている。

 交代で退いた後にベンチから味方を鼓舞する姿がすでに監督のような振る舞いだという評判もあるロナウドだが、スールシャール監督はどのような働きかけを行いチーム内でコントロールするのか注目される。

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