シアラー氏が「ファンタスティック」とソン・フンミンを称賛

　トッテナムは3日に行われたプレミアリーグ第7節アストン・ビラ戦で、韓国代表FWソン・フンミンの2ゴールに絡む活躍により、2-1で勝利した。試合後、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が絶賛している。英メディア「THE BOOT ROOM」が報じている。

　3連敗中だったトッテナムは、前半27分にボールをキープして相手DFを引き付けたソン・フンミンがデンマーク代表MFピエール＝エミール・ホイビュルクにラストパスを出し、ホイビュルクがシュートを決めて先制した。

　その後、一度は同点に追いつかれたが、後半26分に左サイドでボールを持ったソン・フンミンがドリブルでボールを運び、チャンスメイク。エリア内に切り込んで、ラストパスを送るとブラジル代表MFルーカス・モウラのシュートを阻止しようとしたイングランド人DFマット・ターゲットが自陣のゴールにボールを押し込んでしまう。結局、このオウンゴールが決勝点となり、トッテナムは勝利した。

　2ゴールを演出したソン・フンミンについて、シアラー氏は「彼があのようなプレーをする時、対応できるDFは多くはいない。彼は必要なものをすべて持ち合わせている。スピード、エネルギー。ドリブルであそこまで持ち運べて、ゴールやアシストができる。彼は私の大のお気に入りだ。トッテナムは、彼抜きには戦えないだろう。彼が違いを作っていたし、誰も止められない。ファンタスティックな選手だ」と、絶賛した。

　今シーズン序盤、マンチェスター・シティへの移籍騒動の渦中にいたイングランド代表FWハリー・ケインが、いまだにリーグ戦でゴールを挙げられていないなか、エース級の活躍を見せてチームを引っ張る韓国代表ストライカーの存在は、トッテナムのファンにとっても頼もしい限りだろう。