バルサ監督の去就問題、事実上の“休戦“へ レアルとの「クラシコ」後に”審判の時“か
当面は現体制の継続が有力、「クラシコ」含む3試合の結果で去就判断と海外報道
バルセロナのロナルド・クーマン監督は成績不振によって解任論が過熱していたが、2日のアトレティコ・マドリード戦(0-2)後にジョアン・ラポルタ会長がオランダ人指揮官への信頼を明かし、続投が確実な状況となった。しかし、スペイン紙「マルカ」によれば、今月末の「エル・クラシコ」後に再び審判の時が訪れる可能性を指摘している。
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UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でクラブ史上初のグループステージ連敗スタート。リーグ戦でも格下と見られるグラナダやカディス相手に引き分けるなど、思うような結果が出ていないバルセロナ。クーマン監督への風当たりは日に日に強まっていった。
2日のアトレティコ戦の敗北は、指揮官の退任を決定づけたかに思われたが、試合後に事態は急転。ラポルタ会長がクーマン体制の継続を明言していた。
当面は現体制が続くことになったが、マルカ紙は今月24日に予定されているレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」を見据えた“休戦協定”だと指摘している。解任を見送ったのはクーマン監督の評価が回復したわけではなく、後任が見つかっておらず、またクラブの財政状況を鑑みてもこのタイミングでの監督交代が現実的ではないためだとしている。
これから訪れるラ・リーガの次節バレンシア戦(17日)、CL第3節のディナモ・キエフ戦(20日)、そしてレアル戦(24日)の3試合がクーマン監督にとっては将来を占う重要なテストとなり、クラシコ後に再び審判が下されることになりそうだ。記事では「この3つのテストに合格すれば、オランダ人監督はチームの指揮を続けることができるが、もし失敗すれば、全てが再び中に浮くことになるだろう」と記されている。
クーマン監督は課せられた試験を突破し、指揮官としての立場を守り抜くことはできるのだろうか。
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