クーマン監督、会見での“名指し批判”が波紋 現地紙指摘「選手は信じなくなってる」

バルセロナのロナルド・クーマン監督【写真:AP】
バルセロナのロナルド・クーマン監督【写真:AP】

アトレティコ戦に敗れたあと、会見でMFニコ・ゴンザレスを名指しで批判

 バルセロナのロナルド・クーマン監督は成績不振によって解任論が過熱しているが、オランダ人指揮官の“名指し批判”に対して選手たちも不信感を募らせているいるようだ。スペイン紙「AS」が報じた。

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 就任2年目を迎えたクーマン監督だが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)での連敗スタートなど、シーズン序盤戦の低調な結果を受けて逆風を浴びた。解任は時間の問題などと報道され、後任候補の名前も次々と挙がった。

 0-2で敗れた現地時間2日のラ・リーガ第8節アトレティコ・マドリード戦後にジョアン・ラポルタ会長が続投を明言したものの、選手からの信頼は失いつつあるようだ。

 クーマン監督はアトレティコ戦終了後の会見で、失点に絡んだプレーについて19歳MFニコ・ゴンザレスを名指しで批判した。これについて「AS」紙では、選手に個人的な指摘をすればよかったものの、メディアを通じて公然と批判する指揮官の手法に問題があると言及。「CLでは奇跡を期待できない」という会見での“声明文に読み上げ”でも株を落としており、「実際のところ、選手たちの大半はオランダ人監督を信じなくなっている」という。

 大黒柱のFWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)を失い、大きな転換期を迎えているバルセロナ。今こそチームが一丸となって戦うべき時のはずだが、監督と選手の間に亀裂が生じている。バルセロナの苦悩はまだ続きそうだ。

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