「長く語り継がれるゴール」 リバプールFWサラー、密集地帯を制圧するゴラッソに称賛
シティ相手に圧巻の個人技でゴールを奪取
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、現地時間3日に行われたプレミアリーグ第7節マンチェスター・シティとの大一番で、相手の守備網を単独で切り裂くスーパーゴールを決めた。“天下一品”のゴラッソを、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督も「長く語り継がれるゴール」と称賛している。
優勝候補と目される両チームによる上位直接対決。ハイレベルな攻防の末に2-2の決着となった一戦の口火を切ったのはリバプールだった。スコアレスのまま迎えた後半14分、右サイドをドリブルで駆け上がったサラーのスルーパスからセネガル代表FWサディオ・マネが右足でゴールネット揺らした。
対するシティも、失点の10分後にブラジル代表FWガブリエル・ジェズスのラストパスを受けたイングランド代表MFフィル・フォーデンが同点ゴールをゲット。お互いに一歩も引かない展開となる。
そうして迎えた後半31分、先制点をアシストしたサラーがシティのDF陣を翻弄。右サイドでMFカーティス・ジョーンズからパスを受けたエジプト代表FWはDF3人に囲まれるも、足の裏を使った巧みなボールタッチで密集を抜けてそのままペナルティーエリア内へ侵入する。鋭い切り返しでDFアイメリク・ラポルテもかわすと、利き足とは反対の右足でシュートを叩き込んだ。リバプール公式ツイッターはこの一撃を、「驚くほど素晴らしい。このゴールを見飽きることはないだろう。天下一品」と絶賛した。
終盤にベルギー代表MFケビン・デ・ブライネのゴールで追いつかれて引き分けに終わったものの、クロップ監督もサラーの得点については、「あのようなゴールを決められるのは世界最高の選手たちだけだ。長く語り継がれるゴールだ」と手放しで称賛した。
過去2度のプレミアリーグ得点王を獲得しているサラーはこれで早くも6点目。レスター・シティのFWジェイミー・ヴァーディと並んで得点ランクトップタイに立った。“エジプトのキング”は今季もエースとしてリバプールを力強く牽引している。