ベイルに挑発されたイングランド代表 「失礼なコメントを頂戴するのは…」と指揮官が必死の応戦

第2戦の「英国決戦」に向けて、高まる隣国同士のライバル意識

 ウェールズ代表MFギャレス・ベイル(レアル・マドリード)が、隣国でグループリーグ同組となったイングランド代表を挑発する発言をして話題となったが、イングランド代表のロイ・ホジソン監督は「失礼なコメントを頂戴するのはサッカー選手、監督であることの一部だ」と必死の応戦を見せた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 ベイルは初戦の前日会見で、イングランドについて問われると「彼らはまだ何も成し遂げていない状況だけど、自分たち自身を大きく見せようとしている」と、グループBの大本命に挙げられている隣国のライバル撃破を誓った。自らの発言で心を奮い立たせたベイルは、スロバキア戦の前半10分に得た直接FKのチャンスで、驚異的なドライブ回転がかかった一撃で先制点をゲット。EURO初出場となるウェールズの初勝利に大きく貢献した。

 一方で挑発された側のイングランドはロシア戦で後半28分にMFエリック・ダイアー(トットナム)の直接FKで先制したものの、終了間際にロシアに追いつかれて勝ち点3を落とす苦い結果となった。この試合後、ホジソン監督は悔しさをにじませつつ、ベイル発言に対して必死の抵抗を見せた模様だ。

「失礼なコメントを頂戴するのはサッカー選手、監督であることの一部だ。私は他人については何もコメントしないよ。私は各対戦相手を十分に知っていて、彼らが意見を持っていることも知っている。ロシアのGKイゴール・アキンフェエフが『我々のグループには一番難しいシード国がある』と言っていた。今度はギャレス・ベイルが発言したまでだ」

 

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