U-21イングランド代表辞退のハドソン=オドイ、代表監督がガーナへの“代表変更”を否定

チェルシーFWハドソン=オドイがU-21イングランド代表招集を拒否【写真:Getty Images】
チェルシーFWハドソン=オドイがU-21イングランド代表招集を拒否【写真:Getty Images】

国籍を持つガーナ代表への代表変更を意識しての招集辞退との報道も

 チェルシーのFWカラム・ハドソン=オドイは、2019年に18歳の若さでイングランド代表デビューを果たした。現在はフル代表から遠ざかっているが、U-21イングランド代表の招集も拒否。U-21イングランド代表のリー・カーズリー監督とA代表のギャレス・サウスゲート監督は、ハドソン=オドイと話し合いの場を持っていたことが明らかになった。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。

 イングランドサッカー協会(FA)は、U-21イングランド代表にハドソン=オドイを招集しようとした。しかし、10月の代表マッチでの招集を辞退したことで、ハドソン=オドイがイングランドからガーナへ代表変更を考えているのではないかと報じられた。

 イングランド代表のサウスゲート監督とU-21イングランド代表のカーズリー監督は、前回の国際マッチデーの際にハドソン=オドイと話し合いの場を持ち、意思を確認したという。しかし、その際はチェルシーでレギュラーポジションを奪いたいため、クラブでの活動に専念したいという話をされたようだ。

 昨季チェルシーで公式戦37試合に出場したハドソン=オドイだが、今季の出場機会も限定的となっており、リーグ戦出場は1試合にとどまっている。そうした状況のなか、代表招集を辞退したことから、ガーナ代表入りを目指すのではないかと考えられているが、カーズリー監督はそのような状況になく、選手の準備が整い次第、U-21イングランド代表に迎え入れる準備をしていると語った。

「正直なところ、状況に変わりはない。同じ状態だ。カラムはチェルシーに残って、そこでポジションを掴む努力をする。私たちは彼と話し合いをして、どうしたいか、どう感じているのか聞いた。ギャレス(サウスゲイト監督)もね。その時は何も変わっていなかった。(ガーナへの代表変更に向けて)考えも、意思もなかった。私たちの知る限り、彼は今でもイングランドの一因だ。どこかのタイミングで彼が戻ってくることを期待するよ」

 複数の代表チームでプレーすることが可能な将来有望株を取り合うことは、近年では珍しくなくなってきている。ガーナ代表の一員として、カタール・ワールドカップ出場を目指しているとも報じられているハドソン=オドイだが、このままイングランド代表に別れを告げることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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