ルーニーが白星発進のウェールズを警戒 ベイルは「世界で五指に入る選手」と大絶賛

英国勢同士の対戦へ平常心を強調

 ベイルは爆発的なスピード、ドリブル、強烈な左足のシュート、さらにはヘディングの強さまでも備えている。1対1で止めることは難しい。だからといって、ルーニーはベイルに常時2人も3人もマークを付けて対応する余裕はないと主張している。ウェールズはアーセナルでプレーするMFアーロン・ラムジーやリバプール所属のMFジョー・アレンなど、各ポジションに実力者が顔を揃えている。決してベイルのワンマンチームではない。

 ルーニーは英国勢同士の直接対決へ、平常心で臨むと意気込んでいる。

「僕らは次の試合についてよく考えなければいけない。今日の試合(ロシア戦)と同じようにプレーする必要があるんだ」

 「サッカーの母国」としてワールドカップ優勝経験を持つイングランドだが、近年はメジャートーナメントで印象的な活躍がない。その一方でベイルらタレントが続々と登場しているウェールズは、昨年9月に史上初めてFIFAランキングでイングランドを抜くなど、躍進が続いている。現在の勢いではウェールズが上回るが、イングランドが意地を見せることはできるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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