6つのビッグクラブが獲得を狙うチェルシーDF、契約延長に現状の“4倍給料”を逆提示か
現状の週給1500万円から他クラブが準備しているとされる週給6000万円を要求
チェルシーは今夏の移籍市場で、フランス代表DFクル・ズマをウェストハムへ放出した。代役としてセビージャのフランス代表DFジュール・クンデの獲得に動いたが、移籍が破談に終わっていた。今季限りでブラジル代表DFチアゴ・シウバとの契約も満了を迎えるなか、同じく契約が残り1年となっている28歳のドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの契約延長交渉にも苦戦しているようだ。英メディア「GIVE ME SPORT」が報じている。
フランク・ランパード前監督の下では出場機会が限定的だったリュディガーだが、同胞のトーマス・トゥヘル監督が就任してからは、最終ラインの中心選手として活躍。元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、「現在のプレミアリーグで最高のセンターバック」と評価するまでになった。
4年前に2900万ポンド(約43億円)の移籍金でローマからチェルシーに加入したリュディガーは、今季限りで契約が満了を迎える。このため2022年1月からは、他クラブと自由に交渉ができるようになる。他クラブもこの状況を把握しており、衛星放送「スカイ」によれば、「ヨーロッパの6つのトップクラブがオファーを出す準備をしている」状態だという。
チェルシーは現在、リュディガーに対して週給10万ポンド(約1500万円)を支払っているとされるが、週給14万ポンド(約2100万円)の新契約をオファーした模様。しかし、他クラブからの関心を知るリュディガーは、クラブの最高給取りの1人になることを望んでいるようだ。「デイリー・ミラー」紙によれば、「バイエルンやユベントスが獲得を望んでいるリュディガーは、歴史上、最も高額なDFの1人になることを望んでおり、40万ポンド(約6000万円)を要求している」と報じている。
トゥヘル監督は、リュディガーについて「チェルシー退団を望む理由は、それほど多くないはず」と語り、契約延長に自信を見せていた。この4シーズンで、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグ、FAカップの優勝に貢献したリュディガーだが、自身が希望する現状の4倍の給料で契約を更新し、来季以降も青いユニフォームでプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)