イングランド代表に相応しくない? 英代表監督、“ポテンシャル重視”の招集選手に言及
新天地で得点に絡めずにいるFWジェイドン・サンチョを招集
イングランドサッカー協会(FA)は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)のヨーロッパ予選のアンドラ代表戦とハンガリー代表戦に向けた招集メンバー23人を発表した。今夏、ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したFWジェイドン・サンチョについて、ガレス・サウスゲート監督は、現在のパフォーマンスには満足していないものの、将来的な期待を込めて招集したと明かしている。英メディア「デイリー・エクスプレス」が報じた。
グループIの首位に立っているイングランドは、9日にアウェーでアンドラ代表と、12日にはホームでアンドラ代表と対戦する。ここまで6試合で勝ち点16を得ているチームを率いるサウスゲート監督は、キャプテンのFWハリー・ケイン(トッテナム)やFWジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)ら常連を招集した。
その一方で、2年ぶりの招集となったACミランのDFフィカヨ・トモリ、アーセナルで日本代表DF冨安健洋とともに活躍を見せているGKアーロン・ラムズデールらを復帰させている。
招集メンバーリストには、今夏、ドルトムントから7500万ポンド(約112億円)の移籍金でユナイテッドに移籍したサンチョの名前もあった。新天地で十分な活躍を見せているとは言えないサンチョだが、現在のパフォーマンスについてはサウスゲート監督も、満足しきっているわけではないようだ。
「この数週間のパフォーマンスが、招集に相応しいものだったか? もしかしたらそうではない(招集に相応しくない)かもしれない。だが、これまで一定の時間、彼と仕事をしてきたなかで、彼が高いレベルに到達できると信じている。彼と時間を共有して話し合い、マンチェスター・ユナイテッドでどういう状況にあるか確認したい。また、この時点で招集することは、信頼を示すという点で彼にとっても良いメッセージになるはずだ」と、コメントしている。
ユナイテッドに移籍し、公式戦8試合に出場したものの得点に絡めていないサンチョ。21歳のアタッカーは、代表招集によって本来の調子を取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)