「セリエAでは絶対にない」 アーセナル冨安が感じた“これぞプレミア”のプレーは?
デビュー戦のノリッジ戦で食らったタックルは「セリエAでは絶対にない」
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、新天地デビューから3試合連続でスタメンを飾り、チームも3連勝と巻き返している。元日本代表DF内田篤人氏がホストを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の中で、セリエAとプレミアリーグの違いについて語った。
冨安は開幕3連敗で最下位と文字通りどん底に沈んでいたプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦でデビュー。右サイドバックで起用され、持ち前の空中戦の強さと積極的な攻撃参加でインパクトを残し、1-0の勝利に貢献した。
そこから直近の第6節トッテナム戦(3-1)までアーセナルは冨安、ベン・ホワイト、ガブリエウ、キーラン・ティアニーの4バックとGKアーロン・ラムズデールの守備ブロックがレギュラーに定着。3連敗からの3連勝で10位まで浮上している。
とりわけ、冨安はトッテナムとの伝統の“ノースロンドン・ダービー”では、試合序盤から堂々たるプレーで攻守に奔走し、チーム最多のボールタッチ67回、ボールリカバリー8回を記録。プレミアリーグデビュー以降、3試合でいまだにドリブル突破は許していない。
「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の最新回「#51」の中では、冨安の特集が組まれ、独占インタビューを実施。冨安はプレミアデビューしたノリッジ戦の前半5分、右サイドを抜け出した際に相手のギリシャ代表FWクリストス・ツォリスから強烈なタックルを受けたシーンを例に、2年間プレーしたイタリア・セリエAとの違いを語っている。
「試合のインテンシティーはセリエAより高い。デビュー戦で(試合の)最初のほうにスライディングタックルを食らったんですけど、あのタックルはセリエAでは絶対にないタックルだと感じた。インテンシティー、球際の部分はプレミアのほうがかなりハイレベルだと思う」
冨安は「やっぱり試合で周りを納得させるプレーをしないといけない」として、「継続してやること、自分の価値を証明し続けることはテーマとしてやっていきたい」と今後の活躍を誓っていた。