なでしこ前体制を総括、監督交代の経緯に言及 「理想とするものが発揮できなかった」

退任となった高倉麻子氏【写真:Getty Images】
退任となった高倉麻子氏【写真:Getty Images】

今井委員長が高倉麻子前体制へ言及 「軸となるものがあったほうが良い」

 日本サッカー協会(JFA)は1日、女子日本代表(なでしこジャパン)の新監督に、U-19女子代表の池田太氏が就任することを発表した。就任会見上では今井純子委員長も同席し、監督交代経緯についても触れられた。

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 新監督の池田氏は、浦和レッズやアビスパ福岡のコーチを経て、2017年からU-19女子代表監督に就任。その年のアジア選手権で優勝へ導くと、18年のU-20女子ワールドカップで初優勝に導いた。

 監督就任会見では今井委員長も同席し、「チームビルディングに長けていて、日本の良さを違う方法で引き出せる」と手腕を評価した。また、東京五輪でベスト8に終わった高倉麻子前体制の総括にも言及。「状況判断を適切にさせて戦い、限定されることを好まない、自由を与えてトライさせていた」と、振り返った。

 一方で「それは分かった上でサポートしてきたが、高倉さんが理想とするものが長い間発揮できなかった」とし、19年の女子ワールドカップ(ベスト16)や東京五輪でのさらなる上位進出への課題を指摘。共感できるところはあったとしつつも「今の段階でもう少し約束事や軸となるものがあったほうが良い」との判断から、新体制でのスタートとなった経緯も明かされた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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