故障者続出の手倉森Jに朗報! 長友二世と背番号10がリオ五輪へ完全復活 「怖さは全然ない」
FC東京のDF室屋とMF中島がJ3で公式戦復帰
手倉森ジャパンの“長友二世”とナンバー10が帰ってきた。Jリーグディビジョン3第12節、FC東京U-23対藤枝MYFCの一戦が行われ、U-23日本代表DF室屋成とMF中島翔哉がダブル復帰を果たした。室屋は骨折の影響を感じさせない球際での守備を見せ、中島も積極果敢にシュートを3本放つなど完全復活。ふたりとも「痛み、怖さは全然ない」と語り、8月のリオデジャネイロ五輪本番に向けて完全復活を宣言した。
室屋は2月中旬のトレーニング中に左足第5中足骨骨折で全治4カ月の重傷。中島は4月下旬の練習中に右ひざ内側側副じん帯損傷で全治1カ月超の負傷となり、先月U-23日本代表が参戦したトゥーロン国際大会への参加はならなかった。しかし地道なリハビリによって、それぞれ待望の実戦復帰を果たした。
まず後半17分にピッチに送り出された中島はチームが同点に追いつかれた直後ということもあって、投入直後から積極果敢な姿勢でゴールを狙った。自身の突破から得た左サイド約20メートルの直接FKではゴール左隅をとらえ、相手GKがなんとかかき出すなど際どい場面も作った。「痛みは全然ないです。30分くらいの目安だったので、予定通りでした。ただもっとできると思っています」と中島は手ごたえをつかんだ。
続いて同25分には、室屋が待望のJリーグデビューを飾った。昨年特別指定選手としてFC東京に在籍したが公式戦出場はなく、この日がデビュー戦となった。「試合のピッチに入る前に、サポーターの方から声をかけてもらってすごく声援が聞こえました。プロになったんだなというのは実感しました」と語った。万感の思いでピッチへと入った。
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