遠藤所属シュツットガルト、対人プレーで無類の強さ デュエル勝利数&勝率で独1位
デュエル勝利数、勝率ともにブンデスリーガ1位、個人では遠藤が勝利数でリーグ1位
日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するシュツットガルトは、グロイター・フュルトとのブンデスリーガ開幕戦では遠藤の先制ゴールを含めて5-1で快勝したものの、その後の5試合では2分3敗と勝ち点2しか取れていない。しかし、ドイツ紙「ビルト」はシュツットガルトにまつわるデータを基にして「希望はある」と分析している。
「ビルト」紙がその主張の根拠としているのが、シュツットガルトのデュエルに関するチーム成績。ブンデスリーガ公式サイトによると、シュツットガルトの前節までのデュエル勝利総数は668回となっていて、これはリーグ全体で最多の勝利数となっている。また、デュエル勝率54.4%も、バイエルン・ミュンヘン(53.6%)やドルトムント(52.7%)を抑えてリーグ1位であり、さらに守備でのデュエル(56.4%)、攻撃でのデュエル(52.6%)、そして空中戦でのデュエル(60.8%)のすべてでシュツットガルトはリーグトップの勝率を叩き出している。
「ピッチ上では健全なアグレッシブさを常に求めている」というペレグリーノ・マタラッツォ監督の下、フィジカルコンタクトの強さが特徴のブンデスリーガで対人プレーにおいて無類の強さを発揮していることから、遠からずシュツットガルトの成績は上向くというのが同紙の分析のようだ。
そしてデュエルに関するシュツットガルト内の個人成績に目を移すと、やはり遠藤が際立っている。前節までに同選手が記録したデュエル数143回はチームトップの回数であり、さらにデュエル勝利数91回はシュツットガルトだけでなくリーグ全体でも首位に立っている。
シュツットガルトは、10月2日(現地時間)にホッフェンハイムとのホームゲームを予定している。前節までに見せたデュエルでの強さをこの試合でも見せることができるのかが、リーグ戦で6試合ぶりの勝利を掴むためのカギとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)