「我慢の限界だった」 ミラン移籍のジルー、チェルシーのトゥヘル監督の起用法を批判
トゥヘル監督との関係がうまくいかず、「最後の3カ月はあまりにも難しかった」と吐露
フランス代表FWオリビエ・ジルーは今夏、イングランドのチェルシーからイタリアのACミランへ移籍した。チェルシーでは控えFWとなりながらも、出場機会が与えられれば活躍を見せ、2020-21シーズンは公式戦31試合(計1200分)の出場で11得点を記録。そのなかで、今夏の決断について語った。英紙「ザ・サン」が報じている。
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今年6月にチェルシーと1年間の契約延長を結んだジルーだったが、その後、移籍金100万ユーロ(約1億3000万円)でミランへ加入。アーセナルとチェルシーで、プレミアリーグ計255試合に出場し、90得点を挙げたストライカーは、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督の起用方法がイングランドを離れる原因になったと明かしている。
フランスのテレビ局「テレフット」のなかで、「僕はプレミアリーグが大好きだった。でも、我慢には限界があり、決断をしなければいけなかった。これはトゥヘル監督にも伝えたが、僕のそこ(チェルシー)での最後の3カ月は、あまりにも難しかった。僕がクラブを離れなければいけないことは明白だった」と、結果を出しながらも、十分な出場時間を与えられなかった時期を振り返った。
「ページがめくられようとしていた。いろんな感情と、素晴らしい時期を過ごした。良い時も、悪い時もあったけれど、とても素晴らしい3つのタイトルを獲得したことは、間違いないよ」
そして、多くのオファーがあった中から、ミランを「必然的に」選んだと続けている。
「僕にとって、必然の選択だった。15クラブほどが関心を示してくれた。僕は(元フランス代表FWジャン=ピエール・)パパン、(元イタリア代表DFフランコ・)バレージ、(元オランダ代表FWマルコ・)ファン・バステンがいた頃の『グランデ・ミラン』のファンだった。このクラブと契約をすることができて、とても光栄だ。ここで楽しめることを僕自身も期待しているよ」
9月30日に35歳となったジルーは、新天地でのさらなる活躍を誓っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)