バルサ、CL“0-3連敗”の衝撃 追い込まれたクーマン監督…去就は「私の手には負えない」

バルセロナのロナルド・クーマン監督【写真:AP】
バルセロナのロナルド・クーマン監督【写真:AP】

ベンフィカに敵地で0-3完敗「監督に責任がある」

 スペインの名門バルセロナは、現地時間29日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節ベンフィカとの一戦に0-3で敗れた。開幕戦のバイエルン・ミュンヘン戦に続く大敗に、ロナルド・クーマン監督は「将来については、クラブがどう考えているか分からない」と解任を覚悟したかのような言葉も残した。

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 開幕戦でバイエルンに0-3で敗れていたバルセロナは、ポルトガルに乗り込んでのアウェーゲームに臨んだが、前半3分に先制点を許して完全に出ばなをくじかれた。後半にも2失点を重ね、試合終了間際にはDFエリック・ガルシアが退場処分。その結果は2戦連続での大敗という事態になった。

 スペイン紙「AS」は試合後のクーマン監督による記者会見を伝えているが、苦悩が言葉に表れている。

「最終的には受け入れがたい結果になってしまった。負けていたが0-2までは良いプレーができていたし、内容が結果に反映されなかった。4回の明確なチャンスがあったが得点できなかった。最終的には監督に責任があるが、我々は優位に立っていたのでアプローチは良かったと思うけれども、0-2までは問題が多かった。劣っていたのではなく、効果が薄かった。今は変化の時期で人が足りない。それを繰り返す必要はないだろう」

 クーマン監督はバイエルン戦と、その後のグラナダ戦(1-1)、カディス戦(0-0)での連続ドローで一気にクラブ上層部からの評価を落としている。そのうえで、ベンフィカに大敗してのCL2連敗という事態は、立場をさらに厳しいものにさせるだろう。クーマン監督は「選手からのリスペクトは感じている」と話したものの、記者からは「ラポルタ(会長)があなたをクビにしても理解できるか?」という手厳しい質問も飛んだ。

「私の将来については、クラブがどう考えているか分からないので何も言えない。私の手には負えないから、様子を見てみよう」

 ここ2週間ほど去就問題が報じられ続けているが、今週末のゲームを終えるとインターナショナル・マッチウィークの中断に入る。スタートに失敗したクラブが監督交代に踏み切る絶好のタイミングであり前例も多いが、クーマン監督に対してバルセロナがどのような決断を下すのか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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