アーセナル冨安が「ウーデゴールに感謝」 デビュー戦前の”激励エピソード”に英注目

アーセナルDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルDF冨安健洋【写真:Getty Images】

マッチデープログラムで語られたノリッジ戦前のエピソードに現地紙が熱視線

 名門アーセナルへ今夏加入した日本代表DF冨安健洋は、デビュー戦となったプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)以降、3試合連続でスタメンに名を連ね、好パフォーマンスを続けている。そんななか、英メディアはアーセナルの一員として初めてプレミアリーグの舞台に立つ前に、同僚のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールから激励されたエピソードに注目している。

 今夏の移籍マーケットで名門アーセナルへ加入した冨安は、新天地デビュー戦となったプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)、翌節のバーンリー戦(1-0)でともに右サイドバック(SB)として出場。ノリッジ戦での攻守にわたる積極的なプレーに賛辞が寄せられると、バーンリー戦でもデュエル勝利数で100パーセントをマークし、安定感際立つパフォーマンスを披露した。

 トッテナムとの伝統の「ノースロンドンダービー」でも先発メンバーに名を連ねると、試合序盤から堂々たるプレーで攻守に奔走。トッテナムの韓国代表エースFWソン・フンミンとのマッチアップでは手堅い守備で突破を許さず、空中戦では無類の強さを発揮した。後半34分、持ち場であった右サイドからクロスを許しソン・フンミンに1点を返されたとはいえ、クラブのファン投票でこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されるなど、イングランド国内での”冨安株”は上昇している。

 そんな冨安は、トッテナム戦前に発行されたマッチデープログラムのインタビューに登場。その中でアーセナルデビュー戦前を回想しており、英紙「メトロ」はウーデゴールとのエピソードに注目している。ここまで堂々たるパフォーマンスを示している冨安だが、本拠地「エミレーツ・スタジアム」で行われたノリッジ戦前はさすがに緊張していたといい、ナーバスになっていた自身を励ましてくれたという。

「ノリッジとの試合の前は、正直言ってとても緊張していました。だから、すべての選手、特にマルティン・ウーデゴールの助けには本当に感謝しています。彼は『この時間を楽しむんだ、本当に楽しむんだ』と言ってくれましたがそれができました。おかげでチームも勝ち点3を取れました」

 緊張をほぐされた冨安は、あわやゴールかというボレーシュートを放つなど、攻守に存在感を示す上々デビューに。その躍動プレーの裏には、同い年のウーデゴールからのサポートがあったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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