シティ戦の後半AT、相手を転倒させる華麗なテクニック披露の瞬間が話題に

　アーセナル女子チームのなでしこジャパン（日本女子代表）FW岩渕真奈は、現地時間26日に行われたFA女子スーパーリーグのマンチェスター・シティ戦（5-0）に後半41分から途中出場し、アディショナルタイムにチーム5点目の起点となった。その際に披露した華麗なテクニックが反響を呼び、クラブ公式ツイッターに投じられた動画には現地ファンから賛辞が相次いで寄せられている。

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　岩渕は今夏の東京五輪に出場後、今季から加入した強豪アーセナルへ合流すると、先月18日に行われた女子CL予選1回戦のオクジェトペス（カザフスタン）戦（4-0）新天地デビューを飾り、1ゴールを奪取。さらにその4日後に行われた同予選第1ラウンド決勝のPSV（オランダ）戦で2ゴールを奪う活躍を見せ、右足の鮮やかなミドルシュートがクラブが選出する8月の月間最優秀ゴールに選ばれた。

　その後もコンスタントに出場機会を重ね、今月上旬に開幕した国内リーグではここまで全3試合（先発1試合）に出場。開幕戦のチェルシー戦（3-2）でスタメン出場後、続くレディングのとアウェー戦（4-0）では後半16分から途中出場、そして26日のシティ戦も途中からの出場となったが、華麗なプレーで魅せた。

　同アディショナルタイム4分、敵陣左サイド深くでボールを持った岩渕は、重心を左へ傾け縦に持ち込む素振りを見せかけてストップ。するとマッチアップした相手はこの動きにつられて足から砕けるように転倒してしまう。これを見た岩渕は、そこからカットインしてペナルティーエリア左付近まで進むと、中央の味方へパス。そこから右サイドへと展開され、クロスからDFリア・ウィリアムソンのヘディング弾へとつながった。

　鋭いフェイクで相手を転倒させる大技”アンクルブレイク”を披露した岩渕の姿を、クラブ公式ツイッターが「マナマジック」と綴って投稿すると、現地ファンからは「美しい」「素晴らしい」「マジシャン」「素晴らしいスキル」「素敵なタッチ」「残忍」「クール」「馬鹿げている」といった賛辞が続々。男子チームではデビュー後3試合で好パフォーマンスを続けた日本代表DF冨安健洋が称賛されているが、それに負けじと華麗なプレーで反響を呼んでいた。