“伏兵キッカー”がイングランド代表史上EUROで初のFK弾 殊勲の一撃も痛恨ドローに落胆
ルーニーでもケインでもなく、ダイアーが“歴史的なFK弾”を叩き込む
トットナムのイングランド代表MFエリック・ダイアーは、11日に行われた欧州選手権(EURO)の初戦ロシア戦の後半28分に、ゴール正面やや右からのFKを直接決めるなど出色の出来を披露。UEFA公式サイトによるマン・オブ・ザ・マッチに選出され、イングランド代表選手としてはEUROで直接FKを決めた初めての選手になったという。平均年齢25歳293日という史上2番目に若いスターティングイレブンで大舞台に臨んだ“スリー・ライオンズ”の象徴として躍動している。
試合後のダイアーのコメントを、イングランド代表の公式ツイッターが伝えている。殊勲のゴールを決めたものの、勝利を逃したことでその言葉は失意に満ちていた。
「初戦での重要な勝利目前だったんだ。失望しているよ。勝利に値すると思っていた。僕らの感情は、ほんの一瞬で頂点から地に落ちたよ」
ダイアーは前半28分、ゴールまでおよそ20メートルの位置から直接FKを叩き込んだ。主将FWウェイン・ルーニーやFWハリー・ケインなどFKキッカーが揃うなかで大役を任された22歳が放ったシュートは、コースこそやや甘かったがスピード十分で、好セーブを連発していたロシアGKイゴール・アキンフェエフでも防げなかった。
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