スペイン代表FW、ローマ・ダービーで史上3人目の”両クラブ弾” 「僕にとって特別なダービー」
ペドロが元スウェーデン代表FWセルモソン、セルビア代表DFコラロフに続き史上3人目の快挙
ラツィオは現地時間27日、セリエA第6節でローマと対戦。今夏、ローマから加入した元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスのゴールもあり、ラツィオが3-2で“ローマ・ダービー”に勝利している。ラツィオとローマの両クラブで得点を挙げた選手となったペドロのコメントを、イタリアメディア「フットボール・イタリア」が報じている。
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ペドロのゴールが決まったのは、ラツィオが1-0とリードした迎えた前半19分だった。自陣でボールを奪ったラツィオは、イタリア代表FWチーロ・インモービレが左サイドをドリブル突破。ゴール前に折り返したボールを、ペドロが右足でゴールに沈めた。
その後、1点を返されたラツィオだが、後半18分にもインモービレのパスからブラジル代表FWフェリペ・アンデルソンが追加点を決める。その後のローマの反撃を1点に抑え、ラツィオがダービーを制した。
2023年6月末までローマとの契約が残っていたペドロだが、今季ローマの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督の構想外となり、チェルシー時代も仕事をともにしたマウリツィオ・サッリ監督の率いるラツィオへフリー移籍を果たしていた。
ラツィオの勝利に貢献したペドロは、「勝利をとても喜んでいるよ。ここ数試合、あまり上手くいっていなかっただけに、僕たちにとっても、ファンにとっても、重要なものだ。僕にとって特別なダービーだった。前半からアグレッシブに戦うことができて、多くのチャンスを作れていた」と、振り返った。
前回のダービーとなった5月15日には、ローマの一員としてラツィオを相手にゴールを決め、2-0の勝利に貢献していたペドロ。夏に禁断の移籍を果たしたが、「ラツィオにいることができてとても幸せだ。これまでも言ってきたけれど、大きな家族のようなんだ。僕はサッリ監督のサッカーが本当に好きだ。ハイプレスを掛け、ボールを素早く動かし、得点機を多く作るサッカーがね。このダービーで、両チームの選手として得点を挙げた選手はとても少ないと思う。歴史的なことができたことを嬉しく思うし、僕のキャリアにとっても重要なことだ」と、偉大な記録達成に胸を張った。
なお、これまでラツィオとローマの両クラブで得点を挙げたことがあったのは、元スウェーデン代表FWアルネ・セルモソン、そしてFKの盟主として知られるセルビア代表DFアレクサンドル・コラロフの2人のみだった。