「感動」 アーセナル冨安、同僚GKとの熱き“激励シーン”が話題「日本人として嬉しい」
トッテナム戦の試合中、危機回避後に見せた冨安&ラムズデールの振る舞いが話題に
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は26日のプレミアリーグ第6節トッテナム戦で加入後3試合連続スタメン出場し、3-1での勝利に貢献した。空中戦では無類の強さを発揮するなど守備に安定をもたらす働きを見せたなか、試合中に見せた23歳のイングランド人GKアーロン・ラムズデールとの熱き激励シーンに、ファンが熱視線を送っている。
今夏の移籍マーケットで名門アーセナルへ加入した冨安は、新天地デビュー戦となったプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)、翌節のバーンリー戦(1-0)でともに右サイドバック(SB)として出場。ノリッジ戦での攻守にわたる積極的なプレーに賛辞が寄せられると、バーンリー戦でもデュエル勝利数で100パーセントをマークするなど、安定感際立つパフォーマンスを披露した。
トッテナムとの伝統の「ノースロンドンダービー」でも先発メンバーに名を連ねると、試合序盤から堂々たるプレーで攻守に奔走。トッテナムの韓国代表エースFWソン・フンミンとのマッチアップでは手堅い守備で突破を許さず、身長188センチの高さを活かし、サイドでの空中戦では無類の強さを発揮した。後半34分、持ち場であった右サイドからクロスを許しソン・フンミンに1点を返されたとはいえ、総じて評価に値するパフォーマンスだったと言えるだろう。
英サッカー情報サイト「Squawka」によると、この試合で冨安はチーム最多のボールタッチ67回、ボールリカバリー8回を記録。プレミアリーグデビュー以降、3試合でいまだにドリブル突破は許していないといい、アーセナル黄金期を支え、キャプテンも経験した元イングランド代表DFトニー・アダムス氏も「私はトミー(冨安)が大好きだ。今日の彼のポジショニングは素晴らしく、試合は前半で勝負があったと思う」と、絶賛したことが伝えられている。
そんな試合中、冨安とGKラムズデールが見せたあるワンシーンが話題となった。3点をリードして迎えた後半15分、アーセナル陣内へ攻め込んだトッテナムは、エースFWハリー・ケインがバイタルエリアでパスを受けると、ペナルティーエリア右寄りから右足を一閃。ゴール左へと飛んだ低弾道シュートに対し、ラムズデールが右手一本でセーブする。前方へ弾いてしまったが、これにすかさず反応した冨安がスライディングしながらボールに触れ、ゴールラインへと逃れた。
この危機回避後、ラムズデールが冨安のもとへ歩み寄ると、両者が右手で勢いよくタッチし、互いにファインプレーを激励するかのように体をぶつけ合った。このワンシーンが反響を呼び、DAZN公式YouTubeチャンネルで該当シーンが配信されると、コメント欄には「感動した冨安とラムズデール」「冨安とラムスデールの所アツすぎ」「日本人としてなんかめっちゃ嬉しくなった!」「これは嬉しいなぁ ラムズデールから寄ってきてくれてるし」「冨安&ラムズデール胸熱シーン」「鳥肌たった」「熱い」といった声が寄せられ、冨安と同僚による“美しい光景”に熱視線が注がれた。