バルサ、不振を払拭? 開幕6戦無敗の“現状”へ海外注目「昨季より良いスタート」
“新10番”ファティの復帰弾などでレバンテに3-0快勝、開幕からの勝ち点で昨季を上回る
今夏に大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団に揺れたバルセロナはその低調なパフォーマンスのために、ロナルド・クーマン監督の解任説が浮上していたが、現地時間26日のレバンテ戦では3-0と快勝。リーグ戦無敗(3勝3分)を維持している。スペイン紙「マルカ」は「不思議なことに、メッシがいたときよりも良いスタート」とバルセロナの現状に注目した。
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ここ数週間、バルセロナを取り巻く空気は淀んだものだった。バイエルン・ミュンヘンを相手に0-3となすすべなく敗れたUEFAチャンピオンズリーグでの一戦が全ての引き金となり、その直後のリーガ第4節グラナダ戦で1-1の引き分けに終わったあたりでクーマン監督の解任論が過熱。“ティキタカ”を捨て、クロスボール54本を放り込む戦いの末に、同点に持ち込むのが精一杯という試合内容には多くの批判も集まった。
続く第5節カディス戦もスコアレスドローと低調な戦いは続いたが、レバンテ戦では夏に退団したメッシから10番を受け継いだ18歳のFWアンス・ファティが負傷から復帰。およそ10カ月半ぶりにピッチに立つと、自らの復帰をゴールで飾り、3-0の勝利に貢献した。
バルセロナは8月29日以来約1カ月ぶりの勝利を収め、リーグ戦では3勝3分と無敗を維持した。監督解任説などネガティブな話題に溢れていたものの、開幕6試合で勝点12というのは昨季同時期(同8)を上回る数字。「マルカ」紙は「バルセロナを取り巻いていた悲観的な雰囲気は日曜日に行われたホームでのレバンテ戦の3-0勝利によって、一時的には解消されたように感じた」とし、「不思議なことに、ロナルド・クーマン監督のチームはリオネル・メッシがいた昨シーズンよりもラ・リーガで良いスタートを切っている」と報じている。
クラブ期待の星であるファティが戦列に復帰し、ようやくベストメンバーに近づいてきたバルセロナ。批判を吹き飛ばすような快進撃を見せることができるだろうか。