「もう分かっていた話」 本田圭佑、「Jリーグのほうがレベルが高い」の判断基準は?
「NowVoice」の配信でリトアニアデビュー戦を総括
リトアニア1部スドゥバに移籍した元日本代表MF本田圭佑は、26日に行われたリーグ第30節バンガ戦(4-0)で新天地デビューを果たし、移籍後初ゴールも決めた。試合後には音声メディア「NowVoice」のライブ配信を行い、ゴールや「Jリーグのほうがレベルが高い」という発言の真意について語った。
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海外8カ国目となるリトアニアでのデビュー戦は、右ウイングで先発出場。積極的にボールを受けて攻撃に絡む姿勢を見せると、1点リードで迎えた後半19分にはペナルティーエリア内で味方の浮き球のパスを胸トラップで落とすと、すぐさま右足でシュート。ジャストミートではなかったが、シュートはゴール左隅に決まって貴重な追加点となった。
前半、5バック気味のバンガに対して思うようにチャンスが作れず、本田は「アタッキングサードに入るところでは持てるけど、ペナ(ペナルティーエリア)が近づいてくると崩せる気が前半はしなかった」と感じていたという。
そのなかで、移籍後初ゴールのシーンは「ボールはタイミング良く出てきた」と振り返った。
「最後は僕が狙っていたシュートとは全然違って、はっきり言うとミスシュート。僕の右足のミスシュートはGKの予想の10倍くらいは上を行っていたんでしょうね。狙いはちゃんと当てて左のサイドネットに決めるイメージ。それが当たり損ないのカスンカスンのゴールだったから、逆にGKは読めなかったんでしょうね。儲けものでした」
本田は「NowVoice」のライブ配信に先駆け、自身の公式YouTubeチャンネルで配信を行い、「Jリーグとどちらがレベルが高かったですか?」というファンからの質問に対して、「Jリーグのほうがレベルが高い」と答えていた。これに関して、「プレースピード」で判断していると説明する。
「(スドゥバから)オファーをもらった時に(リトアニアリーグのレベルは)チェックしているので、もう分かっていた話。強さを見るうえでのベースの判断基準でいいんでしょうね。フリーの選手がボールを持った時プレーの選択の質、プレースピードが強いリーグと弱いリーグで天と地の差がある。フリーの状況はレベルが高くなればあまりない。それを無駄にしたら、もう試合に出られない。ちょっとフリーで何をするか。強いチーム・リーグになればなるほど切り詰めている」
本田は次節のパネヴェジース戦後には、実質的な監督を務めるカンボジア代表がアジアカップ予選のプレーオフでグアムと対戦するため、バーレーンに移動して2試合の指揮を取り、終わり次第リトアニアに戻って再びリーグ戦に臨むという。
「ここからコンスタントに結果を出していけるように準備していきたい」
本田のリトアニアでの挑戦は、まだ始まったばかりだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)