土壇場で失点したイングランド、EURO初戦で痛恨ドロー 過去4分4敗の“鬼門”でまたも白星逃す
ダイアーの直接FKで均衡を破ったが…
後半26分には、ルーニーがゴール正面から放ったシュートをGKアキンフェエフが右手一本でのスーパーセーブを披露。流れはロシアに傾いたかに思われたが、それからわずか2分後にイングランドが試合を動かす。ゴールまで約20メートルの位置で直接FKを獲得すると、これを今季トットナムでブレークした22歳のMFエリック・ダイアーが直接叩き込み、均衡を破った。
このままイングランドが勝利かと思われた後半アディショナルタイム2分、ロシアは執念を見せて同点に追いつく。左サイドのクロスからDFヴァシリ・ベレズツキーがヘディングで合わせて同点に追いついた。
予選を10戦全勝で勝ち上がった充実のイングランドだったが、詰めの甘さを見せてのドロー発進。過去の出場8大会で4分4敗という相性の悪かったEURO初戦で、またも勝利を挙げることができなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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