「鮮やかスルーパス」で相手4人を無力化! 横浜FMの華麗“ホットライン弾”に注目
横浜FCとのダービーで痛恨ドローも…扇原と前田の好連係で1ゴール
横浜F・マリノスは25日、J1リーグ第30節で横浜FCとのダービーに臨み2-2で引き分けた。川崎フロンターレと優勝争いを演じるなかで痛恨のドローとなったが、退場者を出したなかで後半32分に奪った2点目のゴールが華麗な“ホットライン弾”として称えられている。
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2位の横浜FMと最下位に沈む横浜FCが激突した“横浜ダービー”は、ホームの横浜FCが先手を取る。前半38分、右サイドを抜けたFWジャーメイン良の折り返しにFWサウロ・ミネイロが飛び込み先制。主導権を握りながら得点を奪えない横浜FMだったが、後半17分にFWマルコス・ジュニオールがPKを決めて1-1の同点に追いついた。
一気に逆転を狙いたい横浜FMだが、同28分に試練が訪れる。MF渡辺皓太がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利となった4分後、華麗な“ホットライン”から貴重な2点目が生まれる。敵陣左サイドでパスを受けたMF扇原貴宏がワンタッチで前を向くと、左足で斜めにゴール前へスルーパス。ボールは目の前にいた横浜FCの4選手の間を抜け、走り込んだFW前田大然の足元にピタリと合う完璧なアシストとなり、10人の横浜FMが2-1と勝ち越しに成功した。
スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターは、このシーンの映像を「鮮やかスルーパスからスピードスターのホットライン #扇原貴宏 が前を向いてラストパス 奥から走り込んだ #前田大然 が見事にネットを揺らした」との文章を添えて称えた。この一撃で前田は今季リーグ戦16ゴール目として、得点ランキング単独首位に浮上している。
数的不利のなかで貴重な勝ち点3を掴むかに見えた横浜FMだったが、同44分に再びサウロ・ミネイロに決められ痛恨のドロー。川崎との優勝争いで足踏みとなったが、扇原と前田の華麗なホットラインが残り試合で再び炸裂するかに注目が集まる。