逆転勝利の浦和と酒井宏樹「加入効果」 J復帰後7戦無敗、“球際の強さ”を同僚称賛
FC東京戦でJリーグ復帰後初ゴール「あの1点が大きなものになった」
浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、25日のJ1リーグ第30節FC東京戦にスタメン出場し、今夏の移籍期間でJリーグに復帰して以来の初ゴールをマーク。注目されたDF長友佑都との日本代表サイドバック対決となったゲームで勝利に貢献した。
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酒井は昨季限りでフランス1部マルセイユを退団し、今夏の移籍期間で浦和入りした。2012年夏に柏レイソルからドイツのハノーファーに移籍して以来、9シーズンにわたって欧州でプレーし、Jリーグに復帰となった。
浦和に加入して以来、最終ラインを支えてきた酒井だが、FC東京戦はミスから始まった。試合開始36秒、相手DF森重真人がシンプルなロングボールを入れてきたところで反応が遅れ、相手FW田川亨介に抜け出されて失点。試合後には「僕のミスで失点した」とのコメントも残した。
それでも前半アディショナルタイム、浦和が押し込んで攻撃していたなかでMF柴戸海からペナルティーエリア内のMF平野佑一にパスが通ると、酒井もペナルティーエリア内に切り込み、そこに出た平野のラストパスを酒井が右足で流しこんだ。ここで副審はオフサイド判定でフラッグを上げ、幻のゴールになったかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の映像確認でオンサイドだったことが分かり、ゴールが認められた。
酒井は「できればゴールの後にしっかり喜びたかったけど、時間差がありましたからね」と苦笑したが、「あの1点が大きなものになったし、試合を振り出しに戻せたのが良かった。非常に自信を持って皆がプレーしている。経験ある選手もいるけど若い選手が多いなかで、臆することなく試合を進められているのが良い結果になっていると思う」と、試合を振り返った。
そして、FC東京の対面するサイドには長友が出場。マルセイユや日本代表でチームメートとしてプレーしてきたマッチアップに「佑都くんも含め、いろいろな知り合いの選手がいて楽しみな一戦だった。佑都くんが入ってチームが締まっていたので、その圧を感じた。前のFC東京を知らないにしても、そこが変わったのかなと思う。今日はあっという間でした」と話した。