鹿島が浦和戦の連続未勝利を11でストップ! 金崎V弾で首位川崎に肉薄

バー直撃、PK献上……駒井には不運続く

 1点を奪われた浦和はチグハグな攻撃が続いていたが、同18分にDF遠藤航が強烈なロングシュートを放った辺りから主導権を奪い返した。鹿島を自陣に完全に押し込んで猛攻を仕掛けたが、同32分に鹿島GK曽ヶ端準が飛び出したところを狙った途中出場のMF駒井善成のループシュートがクロスバーに当たるなど、最後までシュートが枠内に飛ばなかった。

 防戦一方になった鹿島だが、試合終了間際に勝負を決定づけるゴールを挙げた。鹿島MF小笠原満男のクロスをトラップしたMF鈴木優磨を駒井がペナルティーエリア内で倒すとPKの判定。これを鈴木が自ら決めスコアは2-0になり、このまま鹿島が勝利を収めた。試合終了の瞬間、ホームチームの勝利を期待した埼玉スタジアムには大ブーイングが鳴り響いた。

 5万1674人の大観衆の中で両チームが激しい戦いを繰り広げた好ゲームだったが、最後は決定力の差が勝負を分ける形で鹿島が勝利。この結果、この日のゲームで勝利した川崎が勝ち点34で首位、鹿島が同33で追い、残り2試合。AFCチャンピオンズリーグの関係で2試合未消化の浦和が残り4試合で同27となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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