鹿島が浦和戦の連続未勝利を11でストップ! 金崎V弾で首位川崎に肉薄

浦和は攻守に冴えなく、ペトロヴィッチ体制下で宿敵にリーグ戦初黒星

 白熱の上位対決は、鹿島アントラーズが勝負強さを見せる勝利を収めた。11日、埼玉スタジアムでJリーグファーストステージ第15節の浦和レッズと鹿島のゲームが行われ、鹿島は日本代表FW金崎夢生のゴールで先制すると、後半終了間際にも追加点を挙げて2-0で勝利した。鹿島は、2012年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が浦和の指揮官に就任して以来、初の勝利。10年から続くリーグ戦の対浦和未勝利を11戦でストップした。

 試合の序盤からペースをつかんだのは浦和だった。開始1分と経たないうちにMF武藤雄樹がファーストシュートを放って勢いに乗ると、前線からのプレスに出る鹿島をGK西川周作をビルドアップに加えながら打開して速い攻撃につなげた。FW興梠慎三、MF李忠成、MF梅崎司が次々にシュートを放ったが、いずれも枠外。スコアを動かすことができなかった。

 前半の半ばを過ぎたあたりからは、鹿島のカウンターが機能する展開になった。同40分にFW金崎夢生が右サイドを突破して放った強烈なシュートはゴールポストを直撃。こぼれ球に反応したMF遠藤康のシュートはゴールをとらえられず。さらに前半アディショナルタイムにも遠藤康のラストパスに金崎がヘディングシュートを放ったが、これもゴールポストに当たりボールは浦和GK西川のもとへ。スコアレスのまま前半を折り返した。

 後半の開始直後は、鹿島が次々に浦和ゴール前へ攻め込む展開になった。そして同12分、浦和MF宇賀神友弥のパスミスから鹿島が一気にカウンターを仕掛け、最後はMF柴崎岳のラストパスを金崎が三度目の正直とばかりに押し込んで先制ゴールを挙げた。

 

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