ムバッペ、失点直後の相手GK挑発が海外で波紋 「誰にも愛されなくなるリスクを冒す」
メス戦の後半アディショナルタイム、落胆するGKウキジャに言葉を言い放って挑発
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが、現地時間22日に行われたリーグ・アン第7節メス戦(2-1)で見せた振る舞いが波紋を呼んでいる。失点した相手GKに駆け寄って言葉を言い放った挑発行為が発端で乱闘騒動に発展し、海外メディアは「誰にも愛されなくなるリスクを冒している」と伝えている。
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試合はモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの2ゴールの活躍で、PSGが辛くも2-1で勝利。しかし、その決勝ゴールが生まれた後半アディショナルタイムに問題のシーンが起こった。
引き分け目前で失点し、メスのアルジェリア代表GKアレクサンドル・ウキジャはピッチに顔をうずめて落胆。そこにムバッペが駆け寄って挑発するように言葉を言い放ち、ハキミら喜ぶチームメートたちの元へ向かった。
ムバッペの行動に激昂したウキジャは起き上がってムバッペを追いかけ、問い詰めようとすると、PSGの選手たちが仲介に入るなかで、ブラジル代表FWネイマールがウキジャを押し倒して乱闘騒動にまで発展した。
オランダ紙「AD」は、メスのフレデリック・アントネッティ監督が「愛されたいなら、違った振る舞いをしなければいけない。彼はもう少し謙虚になるべきだ」とムバッペに忠告したコメントを伝えている。また、衛星放送「ユーロ・スポーツ」は「キリアン・ムバッペ:傲慢を好むスーパースター」との見出しで取り上げている。
「ムバッペの運動能力は同僚やサポーターに、正当に認められている。しかし、火遊びを止めようとしない。繰り返している傲慢な態度は、誰にも愛されなくなるリスクを冒している。彼は相手(GK)を哀れなスラロームポールのように見なした」
誰もが認めるポテンシャルを秘めているのは間違いないが、今回のムバッペの挑発行為には厳しい声が相次いでいる。