ボスニア戦“消極的横パス”の汚名返上を狙った広島の浅野 後半ATの決定機で迷わずシュートも…
ウタカのスルーパスからGKと1対1に…
浅野は投入から7分後、カウンターからFWピーター・ウタカのスルーパスに反応したが、パスの球足が速すぎて相手GKキム・スンギュに処理された。同35分にはウタカの落としをMF柴崎晃誠がつないだボールを浅野は迷わず右足ダイレクトで狙ったが、ゴールわずか左へと逸れた。そしてアディショナルタイムに、再びウタカのスルーパスを受けてGKとの1対1を迎える。パスの選択肢を取ることなく迷わず放ったシュートだったが、GKキムに弾かれてしまい、絶好の決定機を逃した。
結局試合は1-1のままタイムアップの笛が鳴った。代表戦での悔しさをぶつけるかのように積極的な姿勢を見せた浅野だったが、ノーゴールに終わった。8月に控えるリオデジャネイロ五輪メンバー入りを果たすためには、得点を決め己の存在価値を示し続けるしかない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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