凋落の仏エースが自宅で寂しくEURO観戦… ベンゼマが複雑な心境で祈る母国の躍進

メンバー落選後に監督批判も行ったが…

 ベンゼマはフランス代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)への恐喝事件に関与したとして昨年11月に逮捕、起訴されて国を揺るがすスキャンダルとなった。“ベンゼマ被告”となった影響は大きく、フランスサッカー連盟がEUROのメンバーに招集しないことを決めて、落選となった。

 失意を味わい反省したかと思いきや、「自分が呼ばれないのは人種差別主義者からの圧力に屈したからだ」とディディエ・デシャン監督を批判するなど、反省の色はなかった。今季のレアルでウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの「BBCトリオ」で得点を量産し、UEFAチャンピオンズリーグ制覇の原動力となりながら、自らの醜聞で招いたEUROの自宅観戦。母国の熱狂ぶりを噛み締めながら、今度こそ改心するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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