フランス白星発進を導いた“レスターの心臓” EURO初陣で示したプレミア王者のクオリティー

仏紙がルーマニア戦を分析 カンテがチーム最多のボールタッチ数を記録

 ルーマニア相手に苦戦しながらも試合終了間際にFWディミトリ・パイェの劇的な一撃で、欧州選手権(EURO)開幕戦を2-1で勝利したフランス代表について、フランス紙「レキップ」がデータとともに分析記事を掲載。このゲームで最も多くのボールタッチをしたのが、レスター・シティで日本代表FW岡崎慎司とチームメートのMFエンゴロ・カンテだったと報じている。

 フランスはこの試合全体で64.1%のボールポゼッションであり、同紙はそれを「ルーマニアが低い守備ブロックを作ったため」と指摘している。そして、そのなかでも最も多くのボールタッチを記録したのがカンテの101回だったとしている。そして、決勝ゴールのパイェがそれに次ぐ92回であり、最低回数は後半20分に途中交代となったFWアントワーヌ・グリーズマンの30回だったという。

 ユベントスのMFポール・ポグバ、パリ・サンジェルマンのMFブレーズ・マテュイディと名門クラブで活躍する2人を両脇に、3ボランチの中央で先発フル出場したカンテは、最終ラインと前線をつなぐ役割を遂行した。それだけでなく、ルーマニアのカウンターに発展しそうな場面でボールを奪い取るプレーでもチームに貢献。まさに、今季“ミラクル・レスター”の心臓部として奇跡のプレミアリーグ制覇に貢献した姿そのままだった。

 

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