久保建英、保有元レアル戦に先発し1-6完敗 “日韓コンビ”スタメン初結成も前半のみで退く
イ・ガンインの移籍後初ゴールに絡むもアセンシオのハットトリックなどでレアルに完敗
マジョルカは現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第6節でレアル・マドリードと敵地で対戦し、1-6で完敗した。保有元レアルとサンティアゴ・ベルナベウでの対戦となった日本代表MF久保建英は、5試合連続でスタメン出場し、右サイドハーフに入り、初先発となった韓国代表MFイ・ガンインと“日韓コンビ”を結成。イ・ガンインの移籍後初ゴールに絡んだものの、1-3で折り返したハーフタイムにベンチへ下がった。
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前節ビジャレアル戦(0-0)から中2日、久保にとっては保有元となるレアルとの敵地での大一番。マジョルカはトップ下に移籍後初先発のイ・ガンインが入り、久保は右サイドハーフで5試合連続のスタメンとなった。
試合は開始3分にいきなり動く。マジョルカの21歳DFジョセップ・ガヤがビルドアップの場面で足を滑らしてボールを失うと、レアルのエースFWカリム・ベンゼマに決められてしまう。いきなり1点を追う形になったマジョルカは前半5分、自陣左サイドからのサイドチェンジを久保が巧みなトラップで、対峙したレアルDFミゲル・グティエレスを置き去り。ペナルティーエリア内に侵入したが、左足で放ったシュートはゴール左に外れた。
その後、徐々にリズムをつかんだマジョルカは、同20分にはイ・ガンインのフリックからFWラゴ・ジュニオールが抜け出すもシュートはクロスバーの上へ。一方、同24分にレアルFWロドリゴにサイドを破られると、GKマノロ・レイナが弾いたボールをMFマルコ・アセンシオに決められ0-2とされた。
だがその直後、キックオフから“日韓コンビ”が連動。右サイドの久保が前線のFWマシュー・ホッペにパスを当てて、その落としをイ・ガンインが前向きに受けてドリブルを開始。力強くレアル守備陣を切り裂き左足を振り抜くと、見事な一撃がゴール左隅に吸い込まれた。
反撃の狼煙を上げたマジョルカだったが、この日は守備が安定しない。同29分、レアルDFエデル・ミリトンの縦パスをベンゼマに落とされ、抜け出したアセンシオにこの日2点目のゴールを奪われ、1-3とされた。
その後、同40分には久保のクロスからFWホッペがエリア内でファウルを受けたように見えたが笛は吹かれず。足を痛そうにしていた久保はハーフタイムでMFイドリス・ババと交代し、保有元レアルとの敵地での対戦は悔しさの残るゲームとなった。
後半に入ってもレアルの勢いは止まらず、同4分にはベンゼマがゴールネットを揺らすも、VARでのチェックにより直前のプレーでマジョルカDFジョアン・サストレを倒したとしてノーゴールの判定。それでもレアルの勢いは止まらず、同10分にアセンシオが華麗なミドルシュートを叩き込み、今季初先発でハットトリックを達成した。
思うように攻撃を仕掛けられなくなったマジョルカは、同33分にベンゼマにこの日2点目のゴールを、同39分にはMFイスコに決められ1-6で完敗。昇格組ながら、ここまで5試合3失点と安定していた守備が崩壊してレアルに完敗を喫した。
(FOOTBALL ZONE編集部)