涙の決勝ゴールでEURO開催国を救った“キックの名手” 仏紙が「天才的な左足シュート」と絶賛

終了間際のパイェの一撃で、フランスがルーマニアを2-1で破る

 キックの名手による涙の決勝ゴールとなった。10日の欧州選手権(EURO)開幕戦で、フランス代表FWディミトリ・パイェ(ウェストハム)は、後半12分にFWオリビエ・ジルー(アーセナル)の先制ゴールをアシストすると、1-1に追いつかれた後の同44分に左足ミドルを一閃。決勝点となる勝ち越しゴールを決めた。

 ドロー決着かと思われた試合終了間際だった。ペナルティーエリアの外側からパイェが放った強烈な左足ミドルはルーマニアゴールの左上隅に一直線で突き刺さった。直後に守備固めとしてMFムサ・シソコ(ニューカッスル)と交代になった殊勲の男は、感極まって涙を流しながらピッチを後にした。

 フランス紙「レキップ」は、この決勝ゴールの場面を「フランスに現れた救世主の名前はパイェだ。ゲームが閉じられようとする瞬間、天才的な左足シュートは豪華で華麗にゴールを打ち破った。フランスはこのゴールで一気に解放された」と伝えている。

 そして、試合後のパイェは同紙に対して喜びを語った。

 

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