バルサ、格下に痛恨ドロー クーマン監督の解任論噴出も…「将来を語るのはやめよう」
グラナダを相手にホームで1-1ドロー、後半45分のアラウホ弾で何とか追いつく
スペイン1部バルセロナのロナルド・クーマン監督は、グラナダを相手にホームで1-1と引き分けた試合後、「自分の将来を語るのはやめておこう」とコメントしたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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バルセロナは試合開始直後にコーナーキックで失点すると、後半45分にDFロナウド・アラウホのゴールで追いつくのがやっとだった。その試合後のクーマン監督は「引き分けに満足してはいけない。立ち上がりが悪かったために、ゲームが難しくなってしまった。好調なスタートを切れなかったのは、私たちの責任だ」と話したという。
そして、このゲーム残り15分ほどでは、バルセロナの代名詞でもあるグラウンダーのパス交換より、両サイドからクロスを放り込む戦術に移行したことも批判を浴びる要素になった。これについてクーマン監督は「自分たちのスタイルでプレーしなければならないが、試合が違うものを求めているのであれば、そうすべきだ」とあくまでも勝利のための戦術だったと強調している。
その上で「今日のバルサは、8年前のバルサではない。私たちはバルサ流のプレーをするが、(フィリペ・)コウチーニョが中に入ってしまうので、ウイングにスピード感がなく、(ユスフ・)デミルもあまり深く入らない。そんな感じだ」と不満も述べた。
試合開始前には、マルカ紙が「自分の将来に不安はない」という指揮官のコメントを報じていたが、試合後には「自分の将来を語るのはやめておこう」とトーンダウン。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルン・ミュンヘンに完敗して以来、解任論も噴出するクーマン監督にとって、痛いタイミングでの引き分けになったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)