レアル“神童”FW、5戦5発! 1G1Aの活躍を海外メディア称賛「もう失敗しない」
勢いに乗るヴィニシウス、バレンシア戦で全2得点に絡む活躍を披露
絶好調のレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールがまたも殊勲のパフォーマンスで勝利に貢献した。21歳のブラジル代表FWは現地時間19日のバレンシア戦(2-1)で貴重な同点ゴールをマーク。決定力不足を克服し、5戦5発と勢いに乗るアタッカーを海外メディアも「もう失敗しない」と称賛した。
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バレンシアとの上位直接対決に臨んだレアルは後半21分に先制を許したものの、今季定位置を掴んだヴィニシウスがまたも輝きを放った。同36分、ヴィニシウスはペナルティーエリア左でFWカリム・ベンゼマからの横パスを受け、右足でダイレクトシュート。DFに当たってコースが変わり、GKのニアサイドを抜いてネットを揺らした。
ヴィニシウスはさらに得点の2分後には、左サイドからのクロスでベンゼマの決勝ゴールをアシスト。GKとDFの間のわずかなスペースに鋭いボールを送り、ベンゼマがそれを右肩で押し込んだ。
ヴィニシウスはこれで3試合連続スタメン出場で、2試合連続ゴール。リーガでは開幕5試合5得点と手がつけられない状態だ。スポーツ専門テレビ局「ESPN」は試合全体のポジティブな要素としてヴィニシウスの存在を挙げ、「かつてはフィニッシュが安定しないと揶揄されていた選手が、もはや失敗しないように見える。その理由は自信があるが、カルロ・アンチェロッティ監督の功績でもあるだろう」と指摘した。
また同メディアの選手採点で、ヴィニシウスはベンゼマと並ぶトップタイの8点(10点満点)がつけられた。そのスピードは相手にとって大きな脅威となっていると寸評されている。
「同点ゴールの前にも危険な瞬間があり、アシストも決めた。バレンシアの選手は明らかにこのウインガーに密着し、トップスピードに乗らせないようにされていた」
これまではゴール前でのシュート精度の低さが指摘され、レギュラー定着が遠かったヴィニシウスだが、アンチェロッティ監督体制で課題をついに克服。今やベンゼマと並ぶ攻撃のキーマンとして“白い巨人”を牽引している。