川崎ブラジル人FWの「争奪戦に加わる可能性」 複数クラブからの関心を母国指摘
川崎レアンドロ・ダミアンの去就に母国メディア注目「年明けにフリーで契約可能」
川崎フロンターレの元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンは、来日3シーズン目を迎えた今季、ここまでリーグ戦26試合14得点をマークするなど、得点源として存在感を放っている。そんななか、ブラジルメディアは今後の去就に言及。来年はじめに契約満了となることを踏まえ、母国クラブから関心を寄せられていることを指摘している。
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2012年のロンドン・オリンピックで得点王(6得点)に輝いたL・ダミアンは、主に母国クラブを渡り歩き、19年に名門インテルナシオナルから川崎へ完全移籍で加入。当初は本領を発揮し切れずにいたものの、昨季は34試合13得点を挙げ、チームのリーグ制覇へ大きく貢献した。
今季もシーズン序盤から得点を重ね、リーグ戦ではここまでチームトップの14得点を挙げているほか、ベスト16(決勝トーナメント1回戦)で敗退したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では5試合6得点を奪うなど、Jリーグ屈指の助っ人として得点力の高さを顕示。求められた役割を忠実にこなす姿も印象的で、前線から不慣れな守備へ奔走するプレーでも貢献度を示している。
そんなL・ダミアンの去就について、ブラジルメディア「UOLエスポルチ」が言及。「アジアサッカーでのダミアンの好パフォーマンスは、すでにブラジルのクラブの注目を集めている。このストライカーの契約は1月1日に切れるため、年明けにフリーで契約することが可能になる」と、川崎との契約が22年1月1日で満了になることを踏まえつつ母国復帰の可能性に触れている。
記事では、ブラジル国内の複数メディアからの情報を基に、「インテルナシオナルが彼を送還する意向を持っている」と指摘。さらに「(ブラジル日刊紙)『O Dia』紙は、フルミネンセもこのベテラン得点王の争奪戦に加わる可能性があると報じている」と、母国クラブから熱視線が注がれている状況を伝えた。
Jリーグのシーズンも佳境へと突入していくなかで、川崎にとっては優勝争いとともに、ブラジル人ストライカーの去就動向にも注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)