“熱の伝道師“が降臨 長谷川監督、快勝を呼んだ“長友効果”に言及「中心に佑都がいた」
11年ぶりのJリーグ復帰戦で走行距離11.134km、チーム最多のスプリント21回を記録
FC東京は18日、ホームでのJ1リーグ第29節・横浜FC戦で4-0と快勝を飾った。FWディエゴ・オリヴェイラとFWレアンドロのブラジル人コンビがそれぞれ2ゴールを挙げたなか、長谷川健太監督は試合後のオンライン会見で、11年ぶりにJリーグに復帰した日本代表DF長友佑都の加入効果について語った。
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長友は、特別指定選手としてもプレーしていたFC東京に2008年に加入。日本代表にまで上り詰めるほどの活躍を見せると、10年夏のチェゼーナ(イタリア)移籍を皮切りに、インテル(イタリア)、ガラタサライ(トルコ)、マルセイユ(フランス)と海外クラブを渡り歩き、欧州で計11シーズンプレー。今年7月にマルセイユ退団が発表された後は所属先が決まっておらず、無所属のままで今月開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されていた。
横浜FC戦では早速、スタメンで出場。左サイドバックに入ると、大雨が降りしきるなかで精力的にピッチを駆け回り、90分間の出場でチーム3位の走行距離11.134km、最多のスプリント21回をマークした。
長谷川監督は4-0の勝利後、「今日は何も言うことはない。選手たちが熱を感じる試合を90分間やってくれた」と選手たちを評価。そのなかで、その“熱”の伝道者として、長友の存在の大きさを語った。
「プレーというよりは気持ちで引っ張るというか、トレーニングも何も言うことがないような充実ぶりだった。今日しっかりできれば、こういう展開もあり得るなという手応えを感じたトレーニングだった。その中心にいたのが佑都。1人熱を持った選手が入ることでその熱が伝染していった。本当に不思議なものだなと思います」
無所属の期間を経て、プレーの場を得た長友が日本のピッチでどんなパフォーマンスを見せていくのか期待が高まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)