「俺はこんなに遅くない」 英代表MF、ゲーム能力値の“低評価”見返す60mドリブル弾
ウェストハムMFライス、ELディナモ・ザグレブ戦で圧巻の60mドリブル弾
ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスが、現地時間16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のディナモ・ザグレブ戦(2-0)で60メートルをドリブルで独走するゴールを決めた。人気サッカーゲーム『FIFA』シリーズでの自身のスピード評価に不満を示していた男が、それを見返すゴラッソを決めてみせた。
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敵地に乗り込んだウェストハムは前半21分にFWマイケル・アントニオのゴールで先制。そして、1-0のリードで迎えた後半5分にセンターハーフのライスが、ウインガー顔負けの独力突破で追加点を決めた。
夏の欧州選手権でイングランド代表の主力として準優勝に貢献した22歳のMFは、自陣左サイドのハーフウェーライン付近で相手選手の横パスを鋭い出足でインターセプトすると、そのままドリブルで持ち上がってカウンターを発動。DFを引き剥がしてペナルティーエリア内に侵入すると、最後は左足のシュートでゴールネットを揺らした。この得点はELの今節ベストゴール候補にも選ばれている。
試合後には代表で同僚のMFジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)がツイッターで「(サッカーゲームのFIFAで)君のスピードは66よりも高いと言っただろう」と投稿し、ライスのドリブル突破からの得点を絶賛していた。
ちなみにライスとグリーリッシュの2人はイングランド代表の公式YouTubeチャンネルで先日公開された動画で、人気サッカーゲーム「FIFA」シリーズにおける自身の能力値を振り返っていたが、ライスは最新版の「FIFA22」でスピードを表す「ペース」の自身の能力値が「66」だったことに対して、「俺はこんなに遅くないよ」と不満を漏らしていた。そんなやりとりがあったうえでの、グリーリッシュのコメントだったようだ。
「(ゲーム製作者は)コンピューターの前に座って、退屈しのぎに何千人もの選手を評価してるんだ」と愚痴をこぼしていたライスだが、そんな過小評価を見返す圧巻のプレーでチームを勝利に導いた。