アーセナル移籍秒読みのヴァーディが、一転レスター残留に傾くと英紙報じる

移籍か残留か… レスターの戦術とCL出場が決め手となるか

 アーセナルへの移籍が秒読みと報じられたレスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、残留を決断する可能性が高まっているという。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。

 現在、欧州選手権に臨むイングランド代表に選出されているヴァーディは、数人の選手に現在の自身の状況を相談したという。その結果、結論を出すまで80%程度のところまで来ているとしている。

 獲得を望むアーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、ヴァーディがレスターの戦術と深い親和性があると理解していること、そしてレスターが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保しているため、“おとぎ話”の継続のために残留を決断することを恐れているという。

 一方、ヴァーディにとってもアーセナルにはフランス代表FWオリビエ・ジルー、負傷離脱中のダニー・ウェルベック、セオ・ウォルコットといった面々が所属するなかで、出場機会を確保できるか大いに疑問を持つのは理解できるとして、ビッグクラブからの誘惑と、CLに出場できるレスターでキャリアを積み重ねていくことの狭間にいるという。そして、その気持ちはレスター残留に傾いているとした。

 レスターでチームメートとして“ミラクル”のプレミアリーグ制覇を成し遂げた日本代表FW岡崎慎司にとっても、ヴァーディが残留を決断すれば新シーズンに向けて最大級の朗報になる。来季も、クラウディオ・ラニエリ監督が率いるレスターでヴァーディのプレーを見ることができる可能性が、にわかに高まってきている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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