クーマン監督は「危機に瀕している」 バルサ幹部数人、“解任”を要求と現地紙報道
ラポルタ会長に圧力と報道、バイエルン戦完敗後の“解任劇”再び?
バルセロナは現地時間14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節でドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに0-3で完敗。初戦からいきなり格の違いを見せつけられる結果となった。スペイン紙「AS」は、クラブの役員からジョアン・ラポルタ会長に向けてロナルド・クーマン監督解任の圧力がかけられていると報じている。
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クーマン監督体制2季目を迎えた今シーズンのバルセロナ。大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがチームを去り、根幹から変化を余儀なくされた。リーガ・エスパニョーラでは開幕2試合を2勝1分と順調なスタートを切ったものの、いきなりの大一番となったCLでバイエルンに完敗を喫した。
3バックを採用した新システムでこの試合に臨んだバルセロナだったが、バイエルンに攻撃は一切通用せず、前半にドイツ代表FWトーマス・ミュラーに先制ゴールを奪われると、後半にポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキに2ゴールを許し試合を決められた。バルセロナはこの試合、屈辱の枠内シュート0本に終わった。
カタルーニャメディア「TV3」によると、得点差以上の完敗を喫したバイエルン戦後の現地時間16日にクラブ取締役のメンバー数人で会議が行われ、クーマン監督の去就について話し合ったとされている。複数人からはラポルタ会長に、クーマン監督解任を求める声が上がっているという。
「AS」紙もオランダ人指揮官の置かれた状況について、「彼の仕事は危機に瀕しており、すでに将来が問われており、彼がいつまでこのクラブで指揮を執ることができるかは不明だ」と伝えている。
バルセロナは昨年8月、2019-20シーズンのCL準々決勝でバイエルンに2-8と大敗したその3日後に、キケ・セティエン前監督を解任している。再びバイエルン戦後の監督解任という最悪のシナリオが実現してしまうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)