名手ブッフォン、古巣PSGに飛び交う“正GK論争”を一刀両断 「ナンセンス」
コスタリカ代表GKナバスとイタリア代表GKドンナルンマが熾烈なレギュラー争い
フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、今夏にイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを獲得。欧州選手権(EURO)でイタリアを優勝に導いた守護神と、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスのポジション争いについて、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(パルマ)がコメントしている。
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PSGは2019年夏にスペインの強豪レアル・マドリードからナバスを獲得。そして今季に向け、イタリア・セリエAの名門ACミランと契約が満了したドンナルンマを迎え入れた。これにより、ハイレベルなポジション争いが勃発するとともに、「どちらが第1GKなのか」という論争が巻き起こることになった。
これまで開幕から公式戦ではナバスがゴールを守ってきたが、9月の国際Aマッチウィーク明けのリーグ戦でドンナルンマが初出場。その後、現地時間15日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節クラブ・ブルージュ戦(1-1)ではナバスが起用された。リーグ戦とCLでの使い分けなど、多くの意見も飛び交っている。
PSGでのプレー経験を持ち今季からイタリア・セリエBのパルマに移籍して43歳にして現役続行を決断した元イタリア代表GKブッフォンは、カタール資本の衛星放送「ビーイン・スポーツ」のインタビューで、こうした論争を「ナンセンス」と一刀両断している。
「PSGのようなチームに2人の強力なGKがいる場合、スターターやセカンドの話をする意味があるのだろうか? その時のコンディションや調子の状態に応じて、どちらかがプレーする。2人の強力なGKがいる時に、どちらかを選ばなければならないのは残念なことだが、2人に同列なチャンスがあるのは正しいことだ」
ブッフォン自身もユベントス時代の後期には、ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーと併用される時期を過ごした。GKというチームに一つしかないポジションだけに争いがクローズアップされる面はあるものの、序列をハッキリさせる必要はないという意見を話している。
(FOOTBALL ZONE編集部)