乾貴士「悔しさしかない」 C大阪を救えず…ACLの敗退に自責の念「不甲斐ない」
浦項スティーラーズに0-1敗戦、攻撃の課題に言及「近くで崩そう崩そうと…」
セレッソ大阪のMF乾貴士は、15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の浦項スティーラーズ戦に0-1で敗れた試合後、「近くで崩そう崩そうとして幅を使えていない」と、攻撃の課題を話した。
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セレッソはJ組を4勝2分の無敗で首位突破し、当時のレヴィー・クルピ監督から小菊昭雄監督にスイッチしたチーム状況で試合を迎えた。そして、今夏の移籍期間に日本復帰した乾もスタメン出場のピッチに立った。新型コロナウイルスの影響で、昨季に続きホーム&アウェーではなく一発勝負になった。
立ち上がりから浦項ペースの時間が長くなった中で迎えた前半25分、相手コーナーキックからニアサイドの競り合いでゴール前にボールが浮いたところを、MFイ・スンモに押し込まれて失点した。
その後、浦項は全体的にブロックを下げてセレッソからボール奪ったところからショートカウンターを狙う戦術に移行。ボールを持ちながらなかなか相手の守備網に切り込めない時間が続き、乾は「近くで崩そう崩そうとして幅を使えていない、コートを使えていない部分を修正したい」と話した。
そのままセレッソは1点が遠く、大会からの敗退が決まった。今夏の移籍期間にスペインから帰国して加入しただけに、乾は「悔しさしかないし、不甲斐ない試合をここ2試合やってしまっている。途中から入団して、ACLの予選は戦っていなかった。みんなが戦ってくれて決勝トーナメントからの参加で、チームメートのためにもクラブのためにもサポーターのためにも勝ちたかった」と話した。
それでも乾は今後に向け「もちろんタイトルは狙っている。ACLはなくなってしまったけど、まだリーグ戦もルヴァン杯もある。そこに向けてやっていきたい」と話す。過密日程の厳しい連戦の中、セレッソは18日に中2日で浦和レッズとリーグ戦のアウェーゲームを戦う。
(FOOTBALL ZONE編集部)