オナイウ阿道は「歴史を作れる」 仏2部リーグの”日本人データ”に海外注目

トゥールーズで活躍するFWオナイウ阿道【写真:Getty Images】
トゥールーズで活躍するFWオナイウ阿道【写真:Getty Images】

リーグ公式がオナイウのデータに着目、過去にプレー経験のある日本人選手と比較

 トゥールーズの日本代表FWオナイウ阿道は、現地時間13日に行われたフランス・リーグ2部(リーグ・ドゥ)第7節・ル・アーブル戦(1-1)で先発し、3戦連発となる今季3ゴール目を決めた。今夏の移籍加入後、7戦3発と好調を維持しているなか、リーグ公式サイトは過去の”日本人データ”を引き合いに、「アド・オナイウは歴史を作ることができる」と注目している。

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 現在25歳のオナイウは今年7月、横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。7月24日に行われたアジャクシオとのリーグ開幕戦(2-2)で途中出場から新天地デビューを飾ると、第5節ディジョン戦(4-2)の前半37分に右足で移籍後初ゴールをマークした。

 さらに、翌節のヴァランシエンヌ戦(1-0)で2試合連続ゴールをマークすると、今節のル・アーブル戦ではスコアレスで迎えた前半34分、CKから打点の高いヘディングシュートで先制点を叩き込み、3戦連発となる今季3ゴール目を決めた。チームは追いつかれ引き分けたものの、開幕から負けなし(5勝2分)で首位に君臨。オナイウも7戦3発と好調を維持しているなか、リーグ公式サイトもここまでの活躍ぶりを取り上げている。

 同サイトでは、ここまでのデータを引き合いにオナイウのパフォーマンスに注目。リーグ・ドゥでプレーする外国籍選手の中で現在、FWアレクサンドル メンディ(カーン)の5ゴールに次ぐ2位タイのゴール数を記録していることが紹介されるとともに、過去にリーグ・ドゥでプレー経験のある日本人選手のデータと比較し、「トゥールーズのアド・オナイウは歴史を作ることができる」と指摘している。

 同サイトによれば2005-06シーズン以降、リーグ・ドゥには元日本代表MF松井大輔(グルノーブル/2010-11/現Y.S.C.C.横浜フットサル)、同FW大黒将志(グルノーブル/05~07年/現ガンバ大阪のアカデミーストライカーコーチ)、MF澤井直人(アジャクシオ/18-19/現レノファ山口FC)がプレー。3選手のうち、リーグ・ドゥで最も多くの得点を挙げたのは大黒(6得点)で、松井と澤井は1得点となっている。

 この事実を踏まえ、オナイウに対しては「日本の得点王になる可能性を秘めている」と指摘。シーズン早々から好調ぶりを示しているとあって、このままの勢いをキープ出来れば、新記録達成も十分にあり得るだろう。

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