堂安律の芸術ミドル弾は「振り返る価値のある宝石」 今節「超絶ゴール5選」に選出
AZ戦でカットインから左足一閃、オランダメディアが第4節の超絶ゴールに認定
オランダ1部PSVの日本代表MF堂安律は現地時間11日、エールディビジ第4節AZ戦に途中出場し、左足で今季リーグ戦初ゴールを決めた。右サイドからカットインしてからの華麗な一撃は、現地メディアが選んだ「第4節のファンタスティックゴール」の一つに数えられ、「振り返る価値のある宝石」と称えられている。
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堂安は昨季、PSVからドイツのビーレフェルトへレンタル移籍し、全34試合に出場して5ゴールをマーク。今季からPSVに復帰したが、東京五輪に出場した影響もあり、ここまでリーグ戦での出場はなかった。しかし、国際Aマッチウィーク明けで迎えたAZとのアウェー戦で、後半10分から途中出場すると、終盤に見せ場を作る。
チームが2-0とリードして迎えた後半38分、ハーフウェーライン付近でボールを受けた堂安は、そのままドリブルで敵陣右サイドを前進。ペナルティーエリア右寄りへ運ぶと、ボール奪取に来た相手をかわしてカットインし左足を一閃。エリア外から放たれた鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さる芸術的な一撃で今季初得点をマークし、PSVの開幕4連勝に貢献した。
この一撃を米スポーツ専門局「ESPN」オランダ版公式ツイッターは、「第4節のファンタスティックゴール」の一つに選出。1分18秒の動画には第4節で生まれた5つのスーパーゴールが収録されており、同じAZ戦でPSVのDFオリビエ・ボスカリが約30メートルの位置から決めた衝撃のロングシュートなどが選出されたなかで、堂安の一撃は最後の5本目として紹介された。
またオランダのサッカー専門誌「Voetbal International」は、「ESPN」が選んだ5つのゴールを紹介するなかで、堂安の一撃については「振り返る価値のある宝石」と称賛している。
今夏ドイツ行きを望みながらも移籍が成立せず、残留となった堂安。オランダ名門での定位置奪取へ向け、弾みをつける1ゴールとなった。